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シューカツ(就活)について考える <その11>

2010年03月09日

前々回のその9で、白井が考えるシューカツ(就活)の定義

無料で誰にも警戒されず
① 企業間をはじめとする世の中(=社会)の仕組みを理解する期間。
② 自分自身の人間性を理解し社会人として必要な基礎体力をつける期間。
③ 自分自身と社会の輝かしい未来を切り開くための道しるべとなる
  Vision(理念)とMission(使命)を考えぬく期間。   

のうち「 ② 自分自身の人間性を理解し社会人として必要な基礎体力をつける期間」の導入編として「製品と商品は違う」「必ずしも良い製品=売れる商品ではない」という社会の原理・原則について触れ、自分という「製品」をシューカツ(就活)で「商品化」するという概念的な話をしました。

前回その10では小休止ということで「採用する側の気持ち」をお伝えしましたが、今回のその11からは、いよいよ、自分という「製品」をシューカツ(就活)で「商品化」にするための実践編をお話していきたいと思います。(実践編を読む前に <その9> は必ず復習をしておいてください)


ここ最近のシューカツ(就活)第一関門は、
テスト(SPI2など)、エントリーシート、
履歴書の3大筆記と言っても過言ではないでしょう。


そのうち、テスト(SPI2など)とエントリーシートは
企業の規模や業種・業界・職種によって無い場合もありますし、
内容も変わってきますので、まずは、ほぼ全ての企業に必須で
判断基準にあまり差が無い履歴書について解説します。


まず、みなさんに質問ですが、
「履歴書を1枚仕上げるのに、どれぐらいの時間をかけていますか?」


シューカツ(就活)について考える <その11>


この問いに対して、明確な時間の回答はありませんが、
採用する立場の人が、口を揃えて言うことがあります。


それは・・・「思いが込められた履歴書は、触った瞬間にビビッとくる!」 です。


それはなぜか? 私もそうですが、
何万・何千・何百と履歴書を見るようになると、
履歴書に書いてあることを見る・見ないといった判断を一瞬で行います。
個人差は多少あるでしょうが、時間にして0.5~1秒ぐらいだと思います。

シンプルに言うと、
みなさんの履歴書を手にした瞬間に
みなさんが履歴書に思いを込めて書いたかどうかは
確実に分かりますよ!ということです。

ここで勘違いしないでいただきたいのですが、
字の上手・下手は履歴書では関係ありません。
(※全く読めない字は困りますが・・・)

字が上手な人でも、
思いが入っていなければ、
その字は雑な印象を受けます。

字が下手な人でも、
思いを込めて書いていれば、
その字は丁寧な印象を受けます。

みなさんの中には、
ほんと?
字の丁寧さ?
パソコンの時代に?
関係ないでしょう?
と思った方もいるかもしれません。

しかしながら、シューカツ(就活)は、
自分という 「製品」 を 「商品化」 するということです。

みなさんが 「製品」 そのものだとすると
履歴書は、何の役目を果たすでしょうか?


シューカツ(就活)について考える <その11>


それは、包装紙だったり、パッケージだったり、
あるいは、機能が書いてあるパンフレットであると考えることが出来ます。

いくら 「製品」 が良くても、
包装が雑な感じでされていたり
汚れたパンフレットが添えられているようでは、
まず 「商品」 として、手にとってもらうことすら難しいですよ。ということです。


つまり、企業は、こう考えているのです。
自分という 「製品」 を 「商品化」 して売れない人が、
自社が持つ 「製品」 を 「商品化」 して売れるような人には成らないだろう!


だから、履歴書の初見で
いかにも 「売れなさそうな人」 は弾き出されるのです。


<つづく>


<関連ブログ>
・3種のじんざい/作って・売って・勘定して(2010年01月25日)

・なぜキャリア教育や就活支援?-2-学生Q&A(NO-11)(2010年02月01日)

・シリーズ「シューカツ(就活)について考える」(1~10)







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Posted by 白井 旬 at 2010年03月09日 12:05Comments(0)シューカツ(就活)について考える
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