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履歴書について思うこと・・・

2011年03月18日

2012年4月新卒の採用活動(就職活動)が本格化し、合同および単体の説明会が少なくなってきているのに反比例して、履歴書やES(エントリーシート)の書類選考や筆記試験(主にSPI)が増えてきています。

SPIを中心とする筆記試験については、自分ひとりでも、過去問題などを繰り返して解くことで全体的な傾向や弱い分を掴んだり、多くの問題を瞬時に判断して解くというスピード感を身につけたりすることは出来ます。

しかしながら、履歴書やES(エントリーシート)はどうでしょうか?

先に述べたように、採用活動(就職活動)が本格化するにつれて、私自身も履歴書やES(エントリーシート)の相談を受けることが多くなってきましたが、最近の傾向としては、あまりにも真面目すぎて「ひとりで悩んでいる」学生が多いような気がします。

私は履歴書やES(エントリーシート)を、自分という「製品」を「商品」として認識してもらうためのパッケージデザインやキャッチフレーズ。あるいは性能や効果的な活用方法を正しく知っていただくための取扱説明書に近いものだと考えています。

とするならば、そこには数多くの消費者目線(あるいはマーケットイン)の要素が必要不可欠ではないのでしょうか?

自分の特長(特徴ではなく)を、
企業側に明確に伝えるためには?

自分の考え(方向性や将来性)を、
企業側に正しく理解してもらうためには?

自分の弱み(成長過程にあるところ)を
企業側に可能性や伸びしろとして受け入れてもらうためには?

自分ひとりで、一生懸命に考え抜くことも大切ですが、それ以上に、多くの人に、履歴書やES(エントリーシート)を基本として、自分自身のことを分かりやすく説明する練習をし、そしてアドバイスをもらう。これが大切ではないでしょうか?

単語が変わるだけで効果が格段に上がることもありますし、
語順が変わるだけで印象がガラリと変わることもあります。

履歴書やES(エントリーシート)は、
最小公倍数ではなく、最大公約数を求めるのが大切です。

より多くの人にお話をし、
より分かりやすい表現を身につける。
これは社会人になったからも大切となる能力です。


履歴書について思うこと・・・












<関連ブログ>

・シューカツ(就活)について考える <その13>(2010年03月30日)

・シューカツ(就活)について考える <その20>(2010年06月18日)

・珠玉のキャッチフレーズ集 (歴史と価値観を変える 編)(2011年02月02日)





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Posted by 白井 旬 at 2011年03月18日 14:05Comments(3)キャリア教育・就職支援・人材育成
この記事へのコメント
おはようございます。
記載されている通りだと思いますわ。
採用する側も勉強しているので、対策本からの
パクリはなんとなく見抜いてしまいますし、
面接の時に自分の言葉でしっかり話できる学生と
付け焼刃の学生は不思議とわかります。

実体験ですが複数の面接官の評価はおおよそ○×が一致します。私が面接に携わった時は「この学生と一緒に仕事がしたいかなぁ」という視点で見てました。

記事に書かれていることは簡単なようで、すごく熟慮を重ねないといけないことだと思います。
これから就活される方にはぜひ、手抜きせず、
しっかり自己評価をしてもらいたいなぁと思いました。

長々とすみません。しららも頑張って!
Posted by 竹内 at 2011年03月20日 07:16
>竹内(ぷーさん)
こんにちは!コメントありがとうございます!
究極のところ「この学生と一緒に仕事がしたいかなぁ」という視点で見てました。ですよね!

それにはやっぱり、自分の言葉で本心を話してもらう必要があると思います。

社会人の営業マンだって何回も何回も練習をして、自分の言葉になった時に、結果がついてくるもの。自分という商品を売り込むわけですから、相当な頑張りが必要です。
Posted by 白井旬 at 2011年03月20日 16:30
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
Posted by 履歴書の書き方の見本 at 2011年08月22日 17:38
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