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雇用と就職のミスマッチについて・・・。

2011年01月19日

昨日から石垣島に出張に来ています。
お仕事の内容は、石垣牛の油を活用した石鹸づくりです。それはさておき・・・

先日の朝の情報番組で、2011年03月卒業というタイムリミットが迫る中、最後まで諦めないでシューカツ(就職活動)をする学生の姿を追っていました。

その中で、未だ内定が取れていない学生と雇用に熱心な中小企業とのマッチングをかけるというツアーが紹介されていたのですが、参加した学生の表情があまりにも暗く、また反応も悪かったため、ついに痺れを切らした企業の担当者の方が「そんなに暗い顔では誰も採ってくれないよ!笑顔で話を聞いてくれないとこちらの気持ちも沈んでしまいます!」と厳しくも優しく諭すという場面がありました。

この場面、私はどちらも理解できます。この時期に明るく振舞えというのは酷な話でしょうし、暗い顔をした人とはできれば一緒に働きたくない。というのも素直な意見でしょう。

私個人の意見としては、こういった中小企業との接点を大学1年生から(あるいは高校1年生から)スタートさせてあげられないかな?と思っています。


雇用と就職のミスマッチについて・・・。

先日にリクルートワークス研究所が出していたデータによると、細かいところまでは覚えていないので恐縮ですが、2011年大卒の有効求人倍率は約1.2倍。5000人以上の大企業は約0.5倍であるが、300人未満の中葉企業は約4.5倍と出ていました。

これだけを見ると「学生の大企業志向が強くて中小企業を選ばないから、自らチャンスを逃しているのでは?」となるのですが、必ずしも学生だけの責任とは言えないように思います。

ひとつに、景気が良い時には「失敗しても挽回できる。チャレンジ!チャレンジ!」となる傾向が強いと思いますが、これだけ景気が低迷すると「できれば安定的なところに行きたい。安心・安全!」となる傾向が強まるのは、人間の感覚からしても無理はないと思います。

さらに、現在の就職活動=企業側から見ると採用活動になりますが、企業側が注目度アップを狙うなら、まさに大量投資をしたもの勝ちの図式となっています。就職サイトに掲載するのも、合同企業説明会に出展するのも費用がかかりますし、合同企業説明会などは費用を掛ければ掛けただけ、広くて豪華なブースをつくることが出来ます。こうなると、資金力に余裕のない中小企業の情報が、学生たちに届かなくなるのは必然なのです。

先日01月11日のブログ 「採用(=就職活動)時期の長期化・早期化改善の動きについて」自体には歓迎するのですが、それ以前の部分として、「生きること」「働くこと」「輝くこと」といった「人生観」や「仕事観」を伝えることについては、時期を待たずして早期にかつ長期に行う必要があるのではないかと思っています。


雇用と就職のミスマッチについて・・・。


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Posted by 白井 旬 at 2011年01月19日 05:55Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成
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