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ゆとり教育世代の新入社員研修について

2011年02月08日

ここ最近、新入社員研修のお問い合わせや企画・運営依頼を多く頂戴します。

2月という時期的な事もあるでしょうが、昨年比で約5倍の件数になりますので、ひょっとしたら時代という大きな流れもあるのかな?という気がしています。

その中でも、特にお問い合わせをいただくのは「おもちゃを活用したワークショップ」や「楽しみながら社会人基礎力が身につく研修」などとなっております。文章だけで雰囲気がつかみずらいと思いますので、ご興味おありの方はご参考までに下記をご覧ください。(これはリーダー研修や新入社員研修で行っているものを、大学生の就職活動向けにアレンジしたものです)

<QAB(琉球朝日放送)2010年11月03日放映>
http://www.qab.co.jp/news/2010110322468.html


このようにご要望を多く頂戴する時こそ「冷静にかつ客観的な分析が必要である」と考え、自分の感覚と情報を駆使しSWOT分析をしてみました。今回はSWOT分析の中でも、特に、S(強み)とO(機会)について記してみます。

<白井旬が行う研修の特徴=強み(S)>
・スキル重視ではなく考え方重視(人間力重視)
・座学重視ではなく体験重視(ワークショップ重視)。
・健全な競争による小さな成功と失敗体験の継続演出。
・研修を受講するのではなく参画する。という仕組みの充実。
・対人スキル(積極傾聴力・自他理解力・自己表現力)の強化。
・概念化スキル(難しいことを簡単にかつ短く説明する)の強化。
・習慣化スキル(意識し知識を得る。知識を知恵にかえる)の強化。

<2011年4月新入社員研修の流れ=機会(O)>
・「ゆとり教育」世代における社会人基礎力の低下。
・ITの技術革新・普及一般化による対人能力の低下。
・失われた十年以降もつづく社会全体の閉塞感。チャレンジ精神の低下。
・検索エンジンの進化により簡単に答えに辿り着く環境。考える力の低下。
・叱られ耐えて育った世代が会社の中心となり世代間のギャップが増加傾向。
・長引く就職活動により内定および就職がゴールとなる新入社員の増加傾向。
・上昇志向よりも安定志向。強いカリスマ性より緩やかな調和を求める傾向。

このような分析から、S(強み)×O(機会)= 新入社員研修の問い合わせが増えている。のであろうと考えます。

私自体は「ゆとり教育世代」だから・・・といって大差はないと思いますし、血液型や星座と同じく人間を「世代」という大きなくくりで捉えすぎるのは問題があるように思いますが、世の中の大きな流れとして、一方通行の受講型ではなく、双方向型の体験型に企業研修そのものが変化してきているのは確かなようです。

最後に・・・2010年2月12日の「ピラミッドは王様のお墓?」にも記したように、紀元前の落書きにも「今どきの若者はけしからん」というのがあるようで、大人と若者のギャップは人類における永遠のテーマのような気がします。


ゆとり教育世代の新入社員研修について



<関連ブログ>

・ピラミッドは王様のお墓? (2010年02月12日)

・おもちゃのブロックでキャリア教育? (2010年06月07日)

・私の「3種の神器」 (2010年07月07日)

・考えることの習慣化 ≒ 行動の具体化 ?(2010年10月29日)








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Posted by 白井 旬 at 2011年02月08日 12:15Comments(1)キャリア教育・就職支援・人材育成
この記事へのコメント
言語は、考えるための道具である。
それぞれの言語には、固有の特色がある。
日本語には、時制がない。それで、未来時制もない。

日本人には未来のことが鮮明には考えられない。構文がないので常に未来の内容は混乱している。
結論も決断も下すことができない。
決断を慎重にするためではなくて、不鮮明で結論が得られないためである。

自分から考えることもできず、他人から伝えられることもない。
未来の内容そのものが、社会に存在しない為である。

未来の内容が脳裏に展開できないので、不安になる。
政治家も一般国民も理想社会の予測が立たない。
政治指導者の指導もない。

金の切れ目が、縁の切れ目としか信じられない。
人は信じられない。金を信じるしかない。
1500兆円の個人金融資産も社会資産となることなく宝の持ち腐れになっている。
金はあっても保育所には入れてもらえないようなものである。

英語の時制は、現実と非現実の内容を分けて考える作業に役立っている。
この作業は、英米の高等教育の課程で行なわれている。
現在時制の内容は現実であり、未来時制の内容は非現実である。

非現実の内容がなければ、人は無哲学・能天気になる。
神の意思に導かれることもなく、政治指導者の構想に導かれることもない。
大人になっても12歳の子供の精神状態にとどまる。
目先・手先にまつわる事柄ばかりを考えて生活することになる。

構想がなければ、備えあれば憂いなしとはゆかない。危機管理は、難しい。
一旦、問題が起これば、無為無策で閉塞感を味わう。
そのうち、何とかなるだろう。と見守る。
何とかならないのであれば、諦観に入る。
ああ、この世はむなしい。と漏らす。

こうした繰り返しが日本人の一生である。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
Posted by noga at 2011年02月11日 01:49
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