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石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生

2010年02月27日

昨日26日から、
羽田を出発し那覇経由で石垣に来ております。

なぜ石垣島に来ているかと言いますと
本日27日10時から開催されている
石垣島マリンレジャー協同組合の勉強会
「今、なぜサンゴの保全・再生が必要なのか?」にて
講師をお願いした東京海洋大学・岡本先生のコーディネートです。


石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生 石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生


石垣島マリンレジャー協同組合は
昨年度に設立されたばかりの組織ですが、
ダイビングをはじめとするマリンレジャー全般の
品質・サービスの向上とブランド化を目指す活動をしています。

近年の石垣島では、観光客・ダイビング客の増加とともに
ダイビングショップの数もスタッフの数も増えてきています。

急激な成長によって、
サービスを提供する側であり、
自然の大切さを伝えるべきはずの
石垣島のショップスタッフひとりひとりの
経験や知識に差が生じてきているのが現状であり、
そのことはサービスの品質低下を招く可能性があります。
やはり、人材の育成はどの業種・業界でも、共通かつ永遠のテーマです。


石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生 石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生 


今回は、石垣島の大切な資源である石西礁湖(サンゴ礁)の
保全・再生について、基礎からきちんと理解を深めるのが狙いです。

講師である東京海洋大学・岡本先生(海洋環境学科教授)からは

1:以前の石西礁湖(サンゴ礁)について
2:石西礁湖(サンゴ礁)の現状について
3:石西礁湖(サンゴ礁)の保全と再生について 

というストーリでお話をいただきました。
私自身が衝撃を受けた説明や印象に残ったキーワードなどは下記です。

・サンゴは自己補修型防波堤の構築者である。
・サンゴは熱帯・亜熱帯海域の基礎生産者である。

・サンゴの白化現象には気温が関係していると考えられる。
・1998年に石西礁湖で大規模な白化現象があった。
・1998年は日平均気温が30度を超える日が45日以上あった。
・サンゴは地球規模または地域的な問題によって絶滅過程にある。

・サンゴの白化以前から、海洋生物資源の乱獲、陸域から各種の負荷。
 開発にともなうサンゴ礁の破壊によってサンゴが減少を続けてきた。


石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生 石西礁湖(サンゴ礁) の保全・再生


・人間の影響が少ないところでは、自己再生能力でサンゴは再生できる。
・人間の影響が大きいところでも、再生をはじめたサンゴがある。(サンゴが進化している)

・サンゴの移植は簡単ではなく、かなりの根気が必要。陸上の植樹とは次元が違う。
・サンゴを人工的に移植をすることで、種と遺伝子の多様性に影響が出る可能性もある。

・サンゴを人工的に再生させることは最終手段である。まずは保全をすること。
・サンゴが育っていくには良い水が必要である。よって水を綺麗にすることが大切。


今日のお話を聞いて
「住んでよし 訪れてよしの島 おきなわ」
という Vision(理念) はずっと大切にしていきたい。と改めて思いました。








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Posted by 白井 旬 at 2010年02月27日 12:05Comments(0)営業支援・地域活性化支援
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