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58-15 = キャリア教育?

2010年03月20日

過日2月16日のブログでも書きましたが
「沖縄スパ施設認証普及セミナー」 に参加しました。
http://schliemann.ti-da.net/e2963647.html

その際に会場で配布された26ページある資料には、
興味深い様々なデータ・言葉・提言が記されており、
余裕がある時は、今でも時々、振り返って読み直しをしています。

その中でも、58-15は
資料を開いてすぐ、目に飛び込んできたデータでした。

・1953年 自営業25%+家族従業員32%=58%、勤め人42%
・2004年 自営業10%+家族従業員05%=15%、勤め人85%

これは「自営業者・起業家の育成=国家的課題」の欄で
自営業者・起業家が減少している。ということを示すデータとして
掲載されていたものですが、私にとっては違う意味を示すものでした。


58-15 = キャリア教育?


私が携わっておきながら言うもの変ですが、
本当のところは「キャリア教育」というのは不要だと思います。

えっ?と誤解が生じそうなので、きちんと説明をすると、
以前は不要だったのですが、最近になって必要になった。のだと思います。

・1953年 自営業25%+家族従業員32%=58%、勤め人42%
・2004年 自営業10%+家族従業員05%=15%、勤め人85%

これは、あくまで白井の持論ですが・・・
上記のデータを、違う視点で捉えると
以前は「大人の働く背中」を見て、
直接的に「働くこと」を全身で感じていたのに、
最近は「大人の疲れた顔」を見て、
間接的に「働くこと」を頭で想像しているのではないか?
というふうに考えることが出来ます。


58-15 = キャリア教育?


私が小学生の頃を思い出してみると、
父親は外国航路の機関長で半年に1回、
家に帰ってくるかこないかといった状態でした。
とすると親の働いている姿は、
専業主婦であった母親ということになりますが、
小学生からすると、専業主婦=仕事とは捉えにくいものです。

しかしながら、
小学生の時にいた母方の実家である山口県・下関市には、
漁港や商店街があり、それを生業とする人々が四六時中、
仕事に向き合っている姿を、直接的に見ることが出来ました。
また、母親の実家も呉服屋を営んでいましたら、
お客様と接する伯父や叔母の姿を知らずに見ていたものです。


「58%」から「15%」へ。
「2人にひとり」から「7人にひとり」へ。

「働く姿」を見る機会が少なくなるにつれて、
「働くこと」を考える機会が少なくなっている。と言えるかもしれません。


「キャリア教育」・・・あなたはどう思いますか?



<関連ブログ>
・次世代型キャリア教育フォーラム~「Qubic」から世界!そして未来へ! 

・人生におけるVSOP(2010年02月23日) 

・仕事で不安を感じたことは? (学生Q&A-13)(2010年02月28日) 






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Posted by 白井 旬 at 2010年03月20日 10:35Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成
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