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新卒者雇用・特命チームを発足。

2010年08月30日

本日午前、
政府から新卒者らの雇用に関する緊急対策が発表されました。

毎日新聞のネット版に掲載されている情報から、
その内容を読み解くと、下記の2つが大きな骨子になると考えます。

1-大企業志向の新卒者と採用意欲の高い中小企業のミスマッチ改善。
2-卒業後3年以内の既卒者に対する正規雇用やトライアル雇用の促進。

産業振興と雇用創出は、まさに両輪であり「卵が先か鶏が先か」の論議と同じくらい難しい問題で「どちらを優先させるべき」とは明快には言えないのかもしれませんが、ひとつ言えるとすれば、交互にそして相乗効果が生み出されるような体制づくりが必要だと感じます。

今回の「新卒者雇用・特命チーム」が効果を発揮するような体制にするためには、政府と民主党をスッキリさせることが先決のような気がいたします。


新卒者雇用・特命チームを発足。


<毎日新聞 2010年8月30日>

3年以内既卒者雇用に奨励金 政府が緊急対策発表
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100830k0000e010032000c.html

政府は30日午前、新卒者らの雇用に関する緊急対策を発表した。インターンシップ(職場実習)や卒業後3年以内の既卒者のトライアル雇用(試験的採用)を現状の3倍、2.4万人に増やすため、卒業後3年以内の既卒者の正規雇用や試験的採用をする企業に奨励金を出すことなどが柱。同日午後の経済関係閣僚委員会で正式決定する。
菅直人首相直属の「新卒者雇用・特命チーム」がまとめた。「来春の就職内定率は、過去最低になるおそれもある」と分析し、「9月初旬から直ちに取り組む」としている。採用意欲の高い中小企業の新卒者採用にかかる費用やリスクを軽減し、雇用の促進を図ることが目的。卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用するよう経済団体に要請することも盛り込んでいる。
新卒者の就職活動支援として約250の大学に置かれている「キャリアカウンセラー」を約500校に、ハローワークに配置されている「ジョブサポーター」を約1800人にそれぞれ倍増する。大企業志向の新卒者と採用意欲の高い中小企業の間のミスマッチを埋め、2万人の正社員就職を目指す。
また、ハローワーク、自治体、労働界、産業界、学校などの関係者を構成員とする「新卒者就職応援本部(仮称)」を47都道府県の労働局に設置する。【野口武則】



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・ワーキングプアについて(2010年07月15日)




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Posted by 白井 旬 at 2010年08月30日 12:45Comments(1)キャリア教育・就職支援・人材育成
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
Posted by 職務経歴書の書き方 at 2010年10月21日 18:49
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