沖縄県の家計簿は火の車?(県総務部発表)
2011年01月05日
沖縄県総務部が昨年に公表した「沖縄家の家計」は、とても画期的な取組みだと感じましたのでご紹介したいと思います。
沖縄県の財政状況をとある「沖縄家」という家計にみたてて、分かりやすく説明しています。県の予算というとその金額が途方もないので想像もつかないのですが、この「沖縄家の家計」では、県予算1000億円分を沖縄家では100万円分として置き換えていて、身近な感じがします。また県税などを給料として扱い、地方交付税を年2回のボーナスとして扱っているところに好感が持てます。
<沖縄家の家計>
※2010年-収入6,055,000円、支出6,055,000円
※2020年-収入6,112,000円、支出6,695,000円
2010年の収入と支出は同額でしたが、十年後の2020年には収入を支出が上回り、583,000円の赤字に陥るようです。
これだけ見ると2010年は収入と支出がプラスマイナスゼロで良いように思いますが、実際には収入のうち846,200円が県債で銀行からの借り入れになっていますので、現段階においても健全な状態ではないと言えます。2020年に「沖縄家」が単年度赤字に転落する大きな原因のひとつが、借入金の返済が2010年に比べて倍増することであること考えても、今以上に産業振興をしっかりと見据えた強い沖縄をつくっていかなければなりません。
住んでよし 訪れてよしの島 おきなわ を目指して!
<関連HP>
・沖縄県「沖縄県の財政2010」(「沖縄家の家計簿」も含まれています)
http://www3.pref.okinawa.lg.jp/site/contents/attach/22368/okinawaken%20no%20zaisei%202010.pdf
<関連ブログ>
・何とかしよう沖縄経済 「約束を守る」 が第一歩(2009年11月28日)
・二千円札の未来は?(2010年07月20日)
・量をとるか?質をとるか?(2010年08月12日)
・意外なランキングあれこれ(沖縄県)(2010年10月05日)
沖縄県の財政状況をとある「沖縄家」という家計にみたてて、分かりやすく説明しています。県の予算というとその金額が途方もないので想像もつかないのですが、この「沖縄家の家計」では、県予算1000億円分を沖縄家では100万円分として置き換えていて、身近な感じがします。また県税などを給料として扱い、地方交付税を年2回のボーナスとして扱っているところに好感が持てます。
<沖縄家の家計>
※2010年-収入6,055,000円、支出6,055,000円
※2020年-収入6,112,000円、支出6,695,000円
2010年の収入と支出は同額でしたが、十年後の2020年には収入を支出が上回り、583,000円の赤字に陥るようです。
これだけ見ると2010年は収入と支出がプラスマイナスゼロで良いように思いますが、実際には収入のうち846,200円が県債で銀行からの借り入れになっていますので、現段階においても健全な状態ではないと言えます。2020年に「沖縄家」が単年度赤字に転落する大きな原因のひとつが、借入金の返済が2010年に比べて倍増することであること考えても、今以上に産業振興をしっかりと見据えた強い沖縄をつくっていかなければなりません。
住んでよし 訪れてよしの島 おきなわ を目指して!
<関連HP>
・沖縄県「沖縄県の財政2010」(「沖縄家の家計簿」も含まれています)
http://www3.pref.okinawa.lg.jp/site/contents/attach/22368/okinawaken%20no%20zaisei%202010.pdf
<関連ブログ>
・何とかしよう沖縄経済 「約束を守る」 が第一歩(2009年11月28日)
・二千円札の未来は?(2010年07月20日)
・量をとるか?質をとるか?(2010年08月12日)
・意外なランキングあれこれ(沖縄県)(2010年10月05日)
Posted by 白井 旬 at 2011年01月05日 05:55Comments(0)
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