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同じ経費でも・・・

2010年03月06日

企業理念や社会貢献も大切ですが、
企業を存続させる上で大切なことは「利益を残すこと」です。
この点については、異論は無いところだと思います。

その観点から言えば、企業が欲しい人材とは・・・
企業に利益をもたらしてくれる人材というのがシンプルな答えです。

売上(収益)-経費=利益 という公式にしたがえば

売上拡大に貢献してくれそう!
経費削減に貢献してくれそう! 
という期待が持てそうな人材であれば
内定・採用に近づくと言っていいでしょう。

そうは言ってもどういうことなの?
という方もいらっしゃるでしょうから
とある有名な話を少しアレンジして説明します。


同じ経費でも・・・


A社とB社は10万円の同じ商品を販売するライバル企業です。

ある日からA社が消費税分還元セールを始めました。

100,000円+消費税5%=105,000円のところを
消費税分をキャッシュバックとしてA社で使える商品券を
お客様にお渡しすることになりました。

お客様からすると
100,000円+消費税5%=105,000円から
-キャッシュバック商品券5,000円分=100,000円となります。

会社側の経費としては、
ひとりあたり5,000円の経費がかかりますが、
A社はB社からお客様を誘導することに成功し売上が伸びました。


そこでB社の社長は
A社に負けぬよう対抗策を打たなくてはなりません。

あなたが
B社の社員として、
A社と同じ経費で、
お客様によりインパクトのある
方法を打つにはどうしたら良いでしょうか?


同じ経費でも・・・


正解は色々あると思いますが、
実際に展開された類似例では・・・

20人にひとり無料キャンペーン です。

A社はひとりあたり5000円の経費ですから、
5,000円×20人=100,000円の経費がかるという計算です。

それを逆手にとって、20人にひとり無料キャンペーン です。

世の中を見渡すと消費税還元というのは珍しくありませんので
20人にひとり無料の方が、よりインパクトがあったようです。

これと同じ方法を実践したのが全日空でした。
全日空の場合は「50人にひとりタダ」というキャッチフレーズでした。

100年に一度の不況と言われている現在では、
20人ひとり無料というギャンブル性・お楽しみ感の高さより
「確実に5,000円安くなる方が良い」という消費者のほうが
多いかもしれませんが・・・方法や戦略にもTPOが大切ですね。


同じ経費でも、効果が違う。
効果が違うと、売上も違う。
売上が違うと、利益が違う。


さて、あなたは?
どうやって利益に貢献しますか?



<関連ブログ>

・なぜ営業から人材育成に?(学生Q&A―No6)(2010年01月03日)

・シューカツ(就活)について考える <その9>(2010年02月13日)






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Posted by 白井 旬 at 2010年03月06日 10:35Comments(0)営業支援・地域活性化支援
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