シュリーマンの 「まちづくり・ひとづくり・ものづくり」ブログ・・・

「ポールスローンのウミガメのスープ」
という本に記されたクイズで、「村一番のおバカさん」というクイズがあります。
このクイズこそ、まさに、知識と知恵の違いを判りやすく表現したものだといえます。

＜村一番のおバカさん＞

ある村の住民たちは、
しばしば、その村一番のおバカさんを相手に笑っていた。

彼はピカピカの５０セントコインと、
クシャクシャの５ドル札を差し出されると、
決まって大喜びで５０セントコインを取るのである。

５ドルは５０セントの１０倍もの価値があるのに、
なぜ、彼はいつも５０セントコインを選ぶのであろう？





正解は・・・・

村一番のおバカさんは、自分が５０セントコインを選び続ける限り、
周りが面白がって５ドルと５０セントを選ばせ続けることを知っていた。

つまり、「５ドルは５０セントの１０倍もの価値がある」というのは単なる知識であり、「自分が５０セントコインを選び続ける限り、周りが面白がって５ドルと５０セントを選ばせ続けることを知っていた」は、まさしく知恵なのです。



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