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社名の由来にみるパブリックモチベーション

2010年12月14日

会社の名前には、創業者など様々な人の思いが込められています。時として「へぇー!」とか「なるほどっ!」と思うものが多くあります。

有名なところでは、タイヤメーカーの「ブリヂストン」は創業者である「石橋 正二郎」の名前「石(ストーン)」と「橋(ブリッジ)」を逆にしたもの。食品・菓子メーカーの「カルビー」は当時の日本人に不足していた「カルシウム」と「ビタミンB1」を補うという願いを込めたもの。などなどです。

また、私が就職活動時代に聞いていたジーンズメーカーの「エドウィン」の「岡山から出て江戸(東京)で勝つ」という由来は単なる噂だったようで、正しくは「DENIM」を入れ替えてつけられた名前だそうです。

創業者の多くは「世の中をもっと豊かにしたい」や「世の中をもっと便利にしたい」などパブリックなモチベーションをお持ちだと思いますが、先日とある本を読んでいて「なるほど!まさしくパブリックモチベーション」と感じる社名に関する由来がありましたので、当ブログでご紹介したいと思います。

それは、Tシャツなどインナーウェアーなどで有名な「グンゼ」です。

グンゼという言葉の響きから外来語や「サイボウズ(サイバー+坊主)」のような造語系のように思いがちですが、実は「郡是」という日本語に由来しているそうです。

国民に認められた一国の基本方針を「国是(コクゼ)」といい、その地方(郡)版を「郡是(グンゼ)」といいます。会社の基本方針を「社是(シャゼ)」というのと同じです。

創業者である波多野鶴吉さんが京都何鹿郡(現在の綾部市)において蚕糸業を地場産業として確立し地域を活性化しようと名づけたのが「郡是製糸株式会社」です。その後の1967年に現在のカタカナである「グンゼ」に社名変更されるのですが、この志はまさしく「パブリックモチベーション」と言えるでしょう。

社名や商品・サービス名に込められた思い・・・。面白いですね。

ちなみに・・・
シュリーマンコンサルティングの由来は・・・
2010年05月09日のブログ「シュリーマンって誰なの?」をご参照ください。



<関連ブログ>

・人事を尽くして天命を待つ (人財Qubic/2009.12.13)

・隠されたエピソード?(2010年03月25日)

・シュリーマンって誰なの?(2010年05月09日)

・鉄人28号×三国志=地域活性化(2010年07月21日)


社名の由来にみるパブリックモチベーション











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Posted by 白井 旬 at 2010年12月14日 12:15Comments(0)お薦めの書籍・場所・品もの
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