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ノウハウ本が売れる理由

2010年08月06日

英語や簿記などの検定対策本、社会保険労務士や中小企業診断士などの士業試験対策本は、種類が違うのでノウハウ本とは言えないと思いますが、「仕事が早くなる○○法」「成功する人の○○な考え方」「○○でチームワークを強化しよう」といったノウハウ本が毎年多く出版されており、本の表紙(タイトル・デザイン)や中身の見やすさなどで、売上に差が出ることはありますが、どれも売れているような気がしています。

ところがです。その中身をきちんと読み比べてみると「おっ!それは新しい」「なるほど!そんな画期的な手法があったんだね!」と感心するのは、私・白井の感覚で2~3割ぐらいで、残りの7~8割は、表現方法等は違えど同じことを言っているような気がします。

ノウハウ本を読まれたことがある方は「そうそう!そうなんだよ!」「やっぱり!この方法は間違っていないんだな!」と感じたことが少なからずあるのではないでしょうか?

ノウハウ本が売れる理由

にも関わらず・・・

なぜ?同じような内容の本が、数多く出版されるのか?
なぜ?本を読んだ人でも、良い結果になる人とそうでない人がいるのか?

その答えを明快に表しているであろう言葉があります。それは、楽天CEOの三木谷浩史氏が、その著書「成功の法則92ヶ条」で述べている次の言葉です。

優秀な社員とそうでない社員との差は、冷静に分析してみると、ごく僅かなものでしかないけれど、そのごく僅かの差が、どういうわけか天と地ほども大きな差になってしまう。その僅かの努力をしない人が、世の中大多数だからだろう。

この言葉を、架空のノウハウ本「成功する人の○○な考え方」を読んだ人に、白井なりの感覚とこじつけを持って当てはめてみると・・・。

成功する人とそうでない人との差は、冷静に分析してみると、ごく僅かなものでしかないけれど、そのごく僅かの差が、どういうわけか天と地ほども大きな差になってしまう。「本に書かれているような誰にでも出来る」その僅かの努力をしない人が、世の中大多数だからだろう。だから、本も売れ続けるのである。



<関連ブログ>

・沖縄の学生に足りないものは?-2-(学生Q&A-No7・8)(2010年01月12日)

・なぜ?なに?坊や(2010年01月21日)

・東大に学ぶ基礎の大切さ(2010年02月25日)

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Posted by 白井 旬 at 2010年08月06日 09:45Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成
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