ジュンク堂書店にみる震災への取り組み
2011年03月26日
旧ダイナハ（ダイエー那覇店）跡地に進出し、今ではすっかり沖縄県民（特に那覇市民）の知識や好奇心を高めるスポットとして定着した感のあるジュンク堂書店ですが、みなさまはジュンク堂書店が神戸の会社であるということをご存知でしたでしょうか？
個人的には、神戸市民に愛されているダイエーが那覇を去った後、同じく神戸市民に愛されているジュンク堂書店が那覇に入ってきた。ということは単なる偶然ではないと感じています。
さて、そのジュンク堂書店ですが、先日３月２３日の日経ＭＪ（日経流通新聞）のＴＯＰで大きく取り上げられていました。それは「被災地支援神戸に学ぶ」という特集における囲み記事で、ジュンク堂書店代表取締役会長である工藤恭孝氏がインタビューに答えながら、阪神大震災における同社の取り組みについて振り返るというものでした。
工藤氏はインタビューの中で、このように述べています。（白井旬の意訳ですので原文とは異なります。ご了承ください）１：震災であっても従業員は解雇せず、２月には復興オープンを果たした。２：役割をあたえることで、誰かの役にたっているという「やりがい」を持たせた。３：神戸では本を買うどころでないのなら、それ以外の選択肢として活路を県外に求めた。
歴史に「たられば」はありませんが、今日のジュンク堂書店の成長ぶり（全国展開と売上高拡大）を考えますと、まさに阪神大震災というピンチをチャンスに変えた。ということではないでしょうか。もし阪神大震災がなかったら・・・。がんばろうWe Love KOBE。
来週の２８日～３０日まで首都圏に出張に行ってきます。きっと自分にも出来ることがあるはずです。がんばろうWe Love ＪＡＰＡＮ。
＜関連ブログ＞
・阪神・淡路大震災から１５年 （2010年01月16日）
・なぜキャリア教育や就活支援？－２－学生Ｑ＆Ａ（ＮＯ－11） （2010年02月01日）
・量り売り（計り売り）から学んだ 「気づき」 （2010年03月16日）
＜ジュンク堂書店の歴史－同社ＨＰより転記＞
http://www.junkudo.co.jp/kaisya.html
1963年 神戸・元町本通りにて創業、社名株式会社大同書房
1976年 神戸・三宮センター街に本社移転、 社名を(株)ジュンク堂書店とする
1982年 大型専門書専門店サンパル店を三宮東・サンパルビルに開店(３００坪）店内に喫茶コーナーを併設
1988年 京都店開店（４３５坪）
1989年 神戸・住吉店開店
1991年 サンパル店増床（５００坪）、店名をブックセンターに変更センター街店を三宮店に変更
1992年 芦屋店開店（６４坪）
1994年 明石店開店
1995年 阪神淡路大震災により神戸地区が壊滅状態になるも、相次いで復興オープン（2月～12月）大分店（４００坪）開店、鹿児島店開店（３５０坪）
1996年 難波店開店（９００坪）、「座り読み」コーナーを設置
1997年 池袋店開店（１０００坪）、仙台店開店（９００坪）
1998年 天満橋店開店（４５０坪）
1999年 大阪本店開店（国内最大の売場面積 １４８０坪）、広島店開店（７６０坪）、大宮ロフト店開店（５５０坪）
2000年 三宮店を増床し、リニューアルオープン（１０００坪）
2001年 池袋店を２倍に増床し、国内最大の２０００坪となる同時に池袋本店に改称、姫路駅店開店（５００坪）、舞子店開店（１５０坪）、ブックセンター店増床移転、店名を三宮駅前店に変更（５５０坪）、西宮店開店（７００坪）、漫画館三宮駅前店開店（コミック専門店としては日本最大級 ２００坪）、福岡店開店（西日本最大 １６００坪）
2002年 明石店移転（５８５坪）、プレスセンター店開店（１２５坪）、神戸住吉店増床（２６０坪）、鹿児島店増床（３６０坪）
2003年 名古屋店開店（３００坪）、仙台ロフト店開店（４７０坪）
2004年 新宿店開店（１１００坪）
2005年 天満橋店増床（５３０坪）、漫画館大分店開店（２５０坪）、梅田店開店（３２０坪）
2006年 京都ＢＡＬ店グランドオープン（１０６８坪）、明石店 再移転オープン（６６０坪）、大宮ロフト店を増床し、Junku．COM大宮ロフト店開店（２２３坪）、大分店を増床し、Junku.COM大分店開店（２５０坪）、盛岡店 オープン（７３０坪）
2007年 3月 新潟店オープン（１３００坪）、3月 三宮店増床（１５００坪）、3月 新宿店増床（１６５０坪）、4月 新潟店を増床し、Junku.COM新潟店開店（２０５坪）、7月 舞子店増床（２００坪）、11月 秋田店オープン（６５０坪）
2008年 5月 COMICS JUNKUDO町田店オープン（２７２坪）、9月 福岡店増床リニューアルオープン（１６４０坪）、9月 COMICS JUNKUDO津田沼店オープン（２２８坪）、10月 COMICS JUNKUDO高崎店オープン（２８７坪）、11月 梅田ヒルトンプラザ店増床リニューアルオープン、12月 姫路駅店を移転、姫路店開店、12月 藤沢店オープン（８８１坪）、12月 札幌店オープン（１８００坪）
2009年 2月 姫路駅前店オープン（８０坪）、4月 那覇店オープン（１５００坪）、5月 難波店を千日前店に店名変更、5月 台湾台北市 太平洋SOGO天母（てんむ）店に台北天母店オープン、7月 新・難波店オープン（１４００坪）、8月 ロフト名古屋店オープン（６００坪）、9月 松山店オープン（５３０坪）、12月 ロフト名古屋店増床リニューアルオープン（１２００坪）
2010年 2月 芦屋店増床（１１０坪）、2月 京都BAL店を増床し、Junku.COM京都BAL店開店（１８２坪）、4月 台湾台北市二号店太平洋SOGO忠孝店に台北忠孝店を開店オープン、4月 鹿児島店を天文館店に改称、4月 新・鹿児島店オープン、5月 岡山店オープン（７５０坪）、5月 COMICS JUNKUDO高崎店が高崎店として増床リニューアルオープン（６２０坪）、8月 広島店を広島駅前店に改称、9月 MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店オープン（１１００坪）、9月 芦屋店を増床しリニューアルオープン（３３０坪）、10月 MARUZEN&ジュンク堂書店 広島店オープン（１２２０坪）、10月 ジュンク堂書店 吉祥寺店オープン（約１１００坪）、10月 ジュンク堂書店 郡山店オープン（７２６坪）、12月 丸善 札幌北一条店オープン（２１０坪）、12月 MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店オープン（２０６２坪）
2011年 2月 ジュンク堂書店天文館店が丸善天文館店としてリニューアルオープン、3月 丸善 博多店オープン
個人的には、神戸市民に愛されているダイエーが那覇を去った後、同じく神戸市民に愛されているジュンク堂書店が那覇に入ってきた。ということは単なる偶然ではないと感じています。
さて、そのジュンク堂書店ですが、先日３月２３日の日経ＭＪ（日経流通新聞）のＴＯＰで大きく取り上げられていました。それは「被災地支援神戸に学ぶ」という特集における囲み記事で、ジュンク堂書店代表取締役会長である工藤恭孝氏がインタビューに答えながら、阪神大震災における同社の取り組みについて振り返るというものでした。
工藤氏はインタビューの中で、このように述べています。（白井旬の意訳ですので原文とは異なります。ご了承ください）１：震災であっても従業員は解雇せず、２月には復興オープンを果たした。２：役割をあたえることで、誰かの役にたっているという「やりがい」を持たせた。３：神戸では本を買うどころでないのなら、それ以外の選択肢として活路を県外に求めた。
歴史に「たられば」はありませんが、今日のジュンク堂書店の成長ぶり（全国展開と売上高拡大）を考えますと、まさに阪神大震災というピンチをチャンスに変えた。ということではないでしょうか。もし阪神大震災がなかったら・・・。がんばろうWe Love KOBE。
来週の２８日～３０日まで首都圏に出張に行ってきます。きっと自分にも出来ることがあるはずです。がんばろうWe Love ＪＡＰＡＮ。
＜関連ブログ＞
・阪神・淡路大震災から１５年 （2010年01月16日）
・なぜキャリア教育や就活支援？－２－学生Ｑ＆Ａ（ＮＯ－11） （2010年02月01日）
・量り売り（計り売り）から学んだ 「気づき」 （2010年03月16日）
＜ジュンク堂書店の歴史－同社ＨＰより転記＞
http://www.junkudo.co.jp/kaisya.html
1963年 神戸・元町本通りにて創業、社名株式会社大同書房
1976年 神戸・三宮センター街に本社移転、 社名を(株)ジュンク堂書店とする
1982年 大型専門書専門店サンパル店を三宮東・サンパルビルに開店(３００坪）店内に喫茶コーナーを併設
1988年 京都店開店（４３５坪）
1989年 神戸・住吉店開店
1991年 サンパル店増床（５００坪）、店名をブックセンターに変更センター街店を三宮店に変更
1992年 芦屋店開店（６４坪）
1994年 明石店開店
1995年 阪神淡路大震災により神戸地区が壊滅状態になるも、相次いで復興オープン（2月～12月）大分店（４００坪）開店、鹿児島店開店（３５０坪）
1996年 難波店開店（９００坪）、「座り読み」コーナーを設置
1997年 池袋店開店（１０００坪）、仙台店開店（９００坪）
1998年 天満橋店開店（４５０坪）
1999年 大阪本店開店（国内最大の売場面積 １４８０坪）、広島店開店（７６０坪）、大宮ロフト店開店（５５０坪）
2000年 三宮店を増床し、リニューアルオープン（１０００坪）
2001年 池袋店を２倍に増床し、国内最大の２０００坪となる同時に池袋本店に改称、姫路駅店開店（５００坪）、舞子店開店（１５０坪）、ブックセンター店増床移転、店名を三宮駅前店に変更（５５０坪）、西宮店開店（７００坪）、漫画館三宮駅前店開店（コミック専門店としては日本最大級 ２００坪）、福岡店開店（西日本最大 １６００坪）
2002年 明石店移転（５８５坪）、プレスセンター店開店（１２５坪）、神戸住吉店増床（２６０坪）、鹿児島店増床（３６０坪）
2003年 名古屋店開店（３００坪）、仙台ロフト店開店（４７０坪）
2004年 新宿店開店（１１００坪）
2005年 天満橋店増床（５３０坪）、漫画館大分店開店（２５０坪）、梅田店開店（３２０坪）
2006年 京都ＢＡＬ店グランドオープン（１０６８坪）、明石店 再移転オープン（６６０坪）、大宮ロフト店を増床し、Junku．COM大宮ロフト店開店（２２３坪）、大分店を増床し、Junku.COM大分店開店（２５０坪）、盛岡店 オープン（７３０坪）
2007年 3月 新潟店オープン（１３００坪）、3月 三宮店増床（１５００坪）、3月 新宿店増床（１６５０坪）、4月 新潟店を増床し、Junku.COM新潟店開店（２０５坪）、7月 舞子店増床（２００坪）、11月 秋田店オープン（６５０坪）
2008年 5月 COMICS JUNKUDO町田店オープン（２７２坪）、9月 福岡店増床リニューアルオープン（１６４０坪）、9月 COMICS JUNKUDO津田沼店オープン（２２８坪）、10月 COMICS JUNKUDO高崎店オープン（２８７坪）、11月 梅田ヒルトンプラザ店増床リニューアルオープン、12月 姫路駅店を移転、姫路店開店、12月 藤沢店オープン（８８１坪）、12月 札幌店オープン（１８００坪）
2009年 2月 姫路駅前店オープン（８０坪）、4月 那覇店オープン（１５００坪）、5月 難波店を千日前店に店名変更、5月 台湾台北市 太平洋SOGO天母（てんむ）店に台北天母店オープン、7月 新・難波店オープン（１４００坪）、8月 ロフト名古屋店オープン（６００坪）、9月 松山店オープン（５３０坪）、12月 ロフト名古屋店増床リニューアルオープン（１２００坪）
2010年 2月 芦屋店増床（１１０坪）、2月 京都BAL店を増床し、Junku.COM京都BAL店開店（１８２坪）、4月 台湾台北市二号店太平洋SOGO忠孝店に台北忠孝店を開店オープン、4月 鹿児島店を天文館店に改称、4月 新・鹿児島店オープン、5月 岡山店オープン（７５０坪）、5月 COMICS JUNKUDO高崎店が高崎店として増床リニューアルオープン（６２０坪）、8月 広島店を広島駅前店に改称、9月 MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店オープン（１１００坪）、9月 芦屋店を増床しリニューアルオープン（３３０坪）、10月 MARUZEN&ジュンク堂書店 広島店オープン（１２２０坪）、10月 ジュンク堂書店 吉祥寺店オープン（約１１００坪）、10月 ジュンク堂書店 郡山店オープン（７２６坪）、12月 丸善 札幌北一条店オープン（２１０坪）、12月 MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店オープン（２０６２坪）
2011年 2月 ジュンク堂書店天文館店が丸善天文館店としてリニューアルオープン、3月 丸善 博多店オープン
Posted by 白井 旬 at 2011年03月26日 22:45Comments(0)
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