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やるべきこと → やれること → やりたいこと

2013年12月14日

「やりたいことが見つからないんですけど・・・」
「色々なセミナーで、夢や目的を持つことが大切って聞くんですけど・・・」

キャリア教育や就職支援、リーダシップ研修やインターンシップ事前研修、ドリームプラン・プレゼンテーションの支援会など、私が講義やお話をさせていただく様々なシーンで、よく受ける質問です。そのような時、私は、いつもこう回答させていただいております。

Vision (理念・目的)やDream(夢) を掲げることは大切です。

しかしながら、現段階で、それが無くても、心配はいりません。
「やりたいこと」が無ければ、「やるべきこと」を重視すれば良いのです。

「やるべきこと」を続ければ、「やれること」が増えてくるでしょう。
「やれること」が増えれば、「やりたいこと」が明らかになっていくでしょう。

しかしながら、現段階で、それが有っても、心配すべきことがあります。
「やりたいこと」が有っても、「やるべきこと」を疎かにするのは良くありません。

「やるべきこと」を疎かにすれば、「やれること」が減ってくるでしょう。
「やれること」が減ってくれば、「やりたいこと」が遠のいていくでしょう。

「やりたいこと」が見つからない学生のみなさんや、
「やりたいこと」を見失ってしまった社会人のみなさんがいるかもしれません。

「やりたいこと」が無いときこそ、「やるべきこと」に取り組みましょう。
「やりたいこと」が有るときこそ、「やるべきこと」に取り組みましょう。

「やるべきこと」を取り組むことは、「やりたいこと」の一歩だからです。
「Vision」は「Aciton」から生まれる。


<関連ブログ>
・成功と失敗の違い?(2010年08月05日)

・講義 in 琉球大学(11月16日)で僕が伝えたかったこと(2012年11月16日)

  

Posted by 白井 旬 at 2013年12月14日 11:15 Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成

明日に繋がる合同企業説明会の歩き方 10ケ条

2013年12月11日

平成25年12月01日の就活解禁から、約10日。合同企業説明会が活況を呈してくるころです。学生のみなさまは、いかがお過ごしでしょうか?

就職活動は、人生においても大切な機会です。不安や孤独を乗り越えて、学生から社会人への成長していく第一歩です。でも、その一歩がなかなか踏み出せないという学生のみなさんも多いものです。

そこで、私の経験をもとに、明日に繋がる合同企業説明会の歩き方10ケ条をつくりました。
合同企業説明会に行くには行くけど・・・。行きたいけど不安がつのって・・・という方は参考にしてみてください。

<明日に繋がる合同企業説明会の歩き方10ヶ条>

「合同企業説明会では企業と学生の立場は対等である」
「合同企業説明会と単独説明会との違いを理解すべし」

「合同企業説明会は世の中のトレンドを掴む場である」
「合同企業説明会では将来の自分づくりを意識すべし」

「合同企業説明会は旅行と同じぐらい楽しい場である」
「合同企業説明会には予習をし目標を持って臨むべし」

「合同企業説明会を社会に踏み出す第一歩だと心得よ」
「合同企業説明会を機会に孤独と戦えるようにすべし」

「合同企業説明会から選考が開始されていると心得よ」
「合同企業説明会では友人に頼らず自分を信じるべし」

特定非営利活動法人沖縄人財クラスタ研究会 代表理事 白井 旬
当法人も2014年1月08日のタイムス合説MEGAに出展いたします。会場でお会いしましょう。





  

Posted by 白井 旬 at 2013年12月11日 17:15 Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成

ライフデザインとキャリアデザイン

2013年04月06日

かれこれ5年以上のお付き合いをさせていただいている元・東急ホテルズ会長の梅原一剛さんは、私の人生の良き先輩でもあり、マネジメントの師匠でもあり、憧れの存在でもあります。

さて、先日、梅原さんとキャリアデザインについて話す機会があり、その際に、ライフデザインとキャリアデザインの違いについてアドバイスを頂きました。世界で40年以上も第一線のマネジメント層として活躍されていた梅原さんのお話が、とても分かりやすかったのでご紹介したいと思います。(辞書に載っている一般的な意味合いとは少し異なります)

1:キャリアデザインとは、お金を稼ぐためにやること。
2:ライフデザインとは、お金を払ってでもやりたいこと。
3:ライフデザインとキャリアデザインが一致すれば理想的。

特に、2の「ライフデザインとは、お金を払ってでもやりたいこと」はとても納得感がありました。

例えば、旅行が好きな人が、旅行に行くためにお金を払う。お金を稼ぐために、仕事のレベルをどうやってあげていくかが、キャリアデザイン。もし、運よく旅行会社に入って、お金も稼げて、旅行にも行けるとしたら、ライフデザインとキャリアデザインは一致しているが、このような方は珍しいケースでしょう。

今日は、プロ・フリーダイバーの篠宮龍三さんと智子さんの結婚式でした。3年前に初めて講師をお願いした際のお話は、このキャリアデザインとライフデザインとも関連するものでした。

私は水の中が好きです。人と話すのが苦手な私にとって、誰とも会話をする必要がなく、独りになれる水の中は、安心できます。水の中はとても自由で快適です。

大好きな水の中で過ごすためには、陸にあがって人とも話さなくてはならないし、苦手な講演も引き受けて、息苦しくなりながらも、お金を稼ぐ必要があります。

水の中よりも、陸の上が息苦しいと言っていた篠宮さん。あれから3年。素晴らしいパートナーを得て、二人三脚でライフデザインとキャリアデザインが一致してきたのでしょう。とても幸せそうでした。龍三さん&智子さん・・・いつまでもお幸せに。

<関連ブログ>
人事を尽くして天命を待つ (人財Qubic/2009.12.13)
http://schliemann.ti-da.net/e2990666.html

篠宮龍三さん≒牛久大仏?
http://schliemann.ti-da.net/e3756612.html

  

Posted by 白井 旬 at 2013年04月06日 23:55 Comments(1)キャリア教育・就職支援・人材育成

身近にある非営利組織・団体について

2013年04月05日

2年ぶりに毎日ブログを書くときめて今日で3日目!なんとか3日坊主は免れそうです。

4月3日-NPO法人(特定非営利活動法人)ってなんだっけ?
4月4日-勘違い!NPO=社会貢献≒民間企業 

と書き進めてまいりましたが、今日は「身近にある非営利組織・団体について」です。昨日の「勘違い!NPO=社会貢献≒民間企業」の中で、「非営利」とは、団体が事業であげた利益を構成員で分配しないという 「非分配」 を意味します。と説明をさせていただいたのですが、より一層の理解を深めていただくために、身近にある非営利組織・団体について説明をしたいと思います。

では、具体的にどのようなところがあるのかと申しますと、財団法人・社団法人・学校法人・医療法人・社会福祉法人・職業訓練法人・宗教法人・特定非営利活動法人・事業組合・同窓会・愛好会などとなります。

同窓会や愛好会の中には、ボランティア(≒無償)で連絡係や幹事をやっている方がことは多いと思います。その一方で、学校法人は「非営利」だからといって、必ずや、先生や職員の方がボランティア(≒無償)で働いているということはありません。医療法人や社会福祉法人も同じと考えて良いでしょう。学校法人は、学生のみなさまにとっては、関係が深いので、より理解しやすいかと思います。ここで、4月3日~5日の内容を整理しますと以下のようになります。

営利とは、団体が事業であげた利益を構成員で 分配する「分配」。
非営利とは、団体が事業であげた利益を構成員で分配しないという「非分配」。

分配とは、利益を株主に配当したり、社員に臨時ボーナスを出したりなどする。
非分配とは、利益を翌年度の事業に再投資したり、新しい事業を展開するための資金などにする。

いかがでしょうか?特定非営利活動法人という言葉の響きやイメージから、「民間企業より社会貢献度が強いですよね?」「ボランティアで給料はでないんですよね?」といった勘違いをされている方が多い現状があったので、最初の3日間はこの内容にしてみました。少しは、ご理解いただけましたでしょうか?

明日は、「ライフデザインとキャリアデザインについて」です。


  

Posted by 白井 旬 at 2013年04月05日 21:05 Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成

勘違い!NPO=社会貢献≒民間企業

2013年04月04日

昨日4月03日は「特定非営利活動法人」の「特定」で締めくくりましたので、今日4月04日は「非営利」という言葉の説明からスタートしたいと思います。

NPOは「Not-for-Profit Organization」あるいは「Nonprofit Organization」の頭文字をとってNPOです。これを日本語で表現した「非営利組織」「非営利団体」という言葉の響き・イメージから、「無償≒ボランティア」や「利益を目的にしない」というように捉えられているようですし、実際、私もそう理解していた時期がありました。

そして、この「利益を目的にしない」が「社会に貢献している」とつながって、「NPOは利益を目的にせずに、社会に貢献している」。そして「民間企業は利益ばかりを目的にし、社会にあまり貢献していない」という雰囲気や論調を生み出しているような気がします。特に、大学生を中心とする若い世代に顕著です。

特定非営利活動法人(NPO法人)沖縄人財クラスタ研究会の代表理事として明確に伝えたいのは、NPO法人も民間企業も「社会に貢献しているからこそ、結果として利益が生まれる」のは共通であって、その生まれた利益をどう活用するかどうかで違いが出るだけのことです。

「不便なことが解決する」「便利なことがもっと便利になる」から人は対価を払って、その商品・サービスを受けようとするのです。そして、所得が低い方を対象にした商品・サーボスを提供することも社会貢献であり、所得が高い方を対象にした商品・サービスを提供することも社会貢献です。

その上で「不便なことが解決する」「便利なことがもっと便利になる」商品・サービスを受容している方々(分かりやすくいうと消費者)にとって、一番大切なことは、それを受け続けることができる=商品・サービスが継続されるということです。自分が好きな商品・サービスや便利だなと感じていた商品・サービスが、無くなることは避けたいことです。ましてや、社会的弱者(表現上あえて使いますが)を対象にした商品・サービスの提供であれば、なおさら継続性が求められます。

そして、それを継続して提供していくためには「ヒト・モノ・カネ・情報」を確保する必要があり、その最たるものが「利益」となります。

ここでポイントとなるのが、「非営利」と「営利」の意味です。かつての私も「NPOって非営利だから、利益を出したら、いけないんじゃないの?」と思っていたのですが、その勘違いは「非営利」と「営利」の言葉を間違って理解していたことから生まれていました。

実のところ、「営利」とは、団体が事業であげた利益を構成員で 「分配」 することを意味し、「非営利」とは、団体が事業であげた利益を構成員で分配しないという 「非分配」 を意味します。

さらに「分配」と「非分配」をより分かりやすく・具体的に説明すると、営利組織は「利益を株主に配当したり、社員に臨時ボーナスを出したりなどする」。その一方で、非営利組織は「利益を翌年度の事業に再投資したり、新しい事業を展開するための資金などにする」となります。

つまり、利益をどう社会に還元するかの「考え方」の違いであり、利益を株主に配当したり、社員に臨時ボーナスを出せば、結果として新たな消費を促すことに繋がります。また、株主や社員のモチベーションがあがり、より良い商品・サービスを生み出すことにも繋がり、結果としてこれも社会に貢献することになると考えられます。

ここで、改めて今回のテーマである「勘違い!NPO=社会貢献≒民間企業」に目を向けていただけると、「NPOは利益を目的にせずに、社会に貢献している」「民間企業は利益ばかりを目的にし、社会にあまり貢献していない」ということは勘違いである。ということがご理解いただけるかと思います。

提供する商品・サービスの受容者(=消費者・受益者)が支払う対価の結果である「売上」から、その提供する商品・サービスを生み出すためにかかった「経費」を差し引いたものが「利益」であり、その「経費」の中には人件費も含まれますから、必ずしもNPO(非営利組織・団体)=ボランティアと限らないのです。

だからこそ、特定非営利活動法人沖縄人財クラスタ研究会でも、平成25年5月1日から一緒に活動できるプロジェクトメンバー(社会人)を3名。平成26年4月1日から一緒に活動できる新社会人を募集している。ということになるのです。もちろん有給です。

<平成25年5月01日~勤務可能 プロジェクトメンバー募集>
http://www.human-okinawa.org/info/549.php

<平成26年4月01日新卒募集>
http://www.human-okinawa.org/info/524.php

さて、明日4月5日は、「身近にある非営利組織・団体について」です。

  

Posted by 白井 旬 at 2013年04月04日 07:05 Comments(0)キャリア教育・就職支援・人材育成