シュリーマンの 「まちづくり・ひとづくり・ものづくり」ブログ・・・

前回の＜その１６＞　で、白井が考えるシューカツ（就活）の定義

無料で誰にも警戒されず
① 企業間をはじめとする世の中（＝社会）の仕組みを理解する期間。
② 自分自身の人間性を理解し社会人として必要な基礎体力をつける期間。
③ 自分自身と社会の輝かしい未来を切り開くための道しるべとなる
　　Vision（理念）とMission（使命）を考えぬく期間。　　　

のうち「 ② 自分自身の人間性を理解し社会人として必要な基礎体力をつける期間」の番外編として、学生の方から寄せられた「やりたい仕事が見つからない」という悩みに陥ってしまった時の対処法についてお話しました。

今日は、番外編＜その２＞として、学生の方から寄せられた質問 ・・・
「シューカツ（就職活動）に資格取得は必要・有益なの？」 についてお答えいたします。





平成22年3月の日本経済新聞（メモに日付を書くのを失念）には、
「新卒採用にあたり選考で重視する点」という記事が掲載されていました。
そのランキングでは、１位－コミュニケーション能力、２位－人柄、３位－協調性、
４位－熱意、５位－責任感　となっていました。（ちなみに、語学力・成績・資格は圏外）

また、私が司会を務めさせていただきました
マッチング促進事業意見交換会（学校と企業の意見交換会）の
資料において、採用における評価軸項目は、下記となっていました。

＜資格について＞
・重要ではない－０２％
・あまり重要ではない－２２％
・どちらともいえない－４６％
・比較的重要である－２２％
・重要である－０８％

＜一般常識／挨拶・言葉づかい＞
・重要ではない－０２％
・あまり重要ではない－０２％
・どちらともいえない－０７％
・比較的重要である－２９％
・重要である－６０％

このふたつのデータを見ただけでも、
新卒採用について「資格を持っているかどうか？」は、
大きく影響・左右しない。ということはおおよそ理解できると思います。

とある企業の採用担当の方の言葉をかりれば、
「知っている」　と　「使える」　と　「稼げる」　は違う。　ということです。

言いかえると、資格を持っていても、
コミュニケーション能力（人柄・礼儀なども含む）が無ければ、
仕事では使えないし、結果的には、稼げない。となります。

ここで勘違いしてほしくないのですが、
「資格を取る必要が無い」ということではありません。

資格は無いよりある方が、
評価はされるが、重要項目ではない。

資格を持っていても、人間性が企業や社会に
合わなければ、採用されない。　ということです。



＜関連ブログ＞

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