シュリーマンの 「まちづくり・ひとづくり・ものづくり」ブログ・・・

昨日の＜その２２＞では、「沖縄県内企業への就職後３年以内の離職率」が、大学卒業－48.8%（全国平均－35.6%)、高校卒業－63.4%（全国平均－57.3%）にも上るというデータから、新卒採用は「３年後に成功する確率が５０％以下」の案件であり、それに対して、ひとりあたり１２００万円もの投資をするか否かを企業は考える必要がある。ということをお伝えしました。

このことは、新卒採用は中途採用と違って長期計画（あるいは長期ビジョン）をもとに行われていることを意味しています。長期計画（あるいは長期ビジョン）が採用の基本となる新卒採用と短期計画（短期ビジョン）が採用の基本となる中途採用では、当然のことながら判断基準も異なってきます。

2010年04月30日の＜その１７＞でもお伝えしたように、
採用する際の重要視する項目が新卒と中途では下記のように異なります。

＜新卒採用＞
１位－コミュニケーション能力、２位－人柄、３位－協調性、４位－熱意、５位－責任感

＜中途採用＞
１位－これまでの経験、２位－年齢、３位－免許・資格、４位－前職の賃金、５位－学歴


さらに、新卒で採用したい人を一言で言うと・・・
というアンケートをとったところ、下記のようなコメントがありりました。

・働く姿が想像できる人
・自社のカラーやビジョンに合う人
・人として信頼でき仲間としてやっていけそうと感じる人

・自分の言葉で話ができる人
・概念化スキルを持ち合わせている人
・主体性を持っている人（自分の考え・意見を持って行動できる人）

・成長が期待できる人（素直・やる気・元気）
・対人スキルを持ち合わせている人（空気が読める・傾聴が出来る人）
・ポジティブ思考や未来志向が出来る人　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ここにあげられているものは・・・
人として信頼できるか？未来志向の人なのか？といったことであり、
自社における幹部候補として採用する新卒については、将来性重視である。
ということを端的に示したデータと言えるでしょう。

このことから・・・
シューカツ（就職活動）を人生のピークにしてはならない。ということは明らかです。　＜つづく＞






＜関連ホームページ＞

・沖縄型次世代リーダー発掘・育成プログラム「人財Qubic」第３期生募集開始！