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シューカツ(就活)について考える <その19>

2010年05月17日

前回の <その18> で、白井が考えるシューカツ(就活)の定義

無料で誰にも警戒されず
① 企業間をはじめとする世の中(=社会)の仕組みを理解する期間。
② 自分自身の人間性を理解し社会人として必要な基礎体力をつける期間。
③ 自分自身と社会の輝かしい未来を切り開くための道しるべとなる
  Vision(理念)とMission(使命)を考えぬく期間。   

のうち 「 ② 自分自身の人間性を理解し社会人として必要な基礎体力をつける期間」 の総合編 <その1> として、「セールス活動の基本原則」 についてお話しました。

今日は、総合編 <その2> として 「人は見た目で判断される」 についてお話いたします。

4月30日のブログ「シューカツ(就活)について考える<その17>」 でご紹介した 「新卒採用にあたり選考で重視する点」 ランキングでの第1位は、「コミュニケーション能力」でした。

「コミュニケーション能力」と聞くと、学生の方は、言葉に関わること(=言語系)のみと考えがちですが、身振りや手振り、声や表情、センスや服装といった外見に関わること(=見た目)もかなりの割合で含まれています。

コミュニケーションとは、「言語系」と「非言語系」の総合力を指し、
どちらかと言えば、最初に「非言語系」、次に「言語系」を優先すべきです。

それを立証するものとして
アメリカの心理学者である
ビックマン博士が行った実験があります。

その実験とは、
同じ男性が3種類の服装に着替えて、
歩行者に同じお願いをするというものです。

1回目の服装は市民(ジャケットにネクタイ)
2回目の服装は牛乳屋(作業用エプロン)
3回目の服装はガードマン(警察に類似した制服)


シューカツ(就活)について考える <その19>


Aのお願いは、「私のバックを拾ってもらえませんか?」
そのお願いに「YES」と承諾した人の率(承諾率)は、
市民の服装時-36%、
牛乳屋の服装時-64%、
ガードマンの服装時-82%

Bのお願い「小銭がないので、1セントくれませんか?」で
そのお願いに「YES」と承諾した人の率(承諾率)は、
市民の服装時-33%、
牛乳屋の服装時-57%、
ガードマンの服装時-89%

Cのお願い「このバス停の看板を向こう側まで移動してくれませんか?」で
そのお願いに「YES」と承諾した人の率(承諾率)は、
市民の服装時-20%、
牛乳屋の服装時-21%
ガードマンの服装時-56%

いずれもガードマンで
最も承諾率が高くなっています。
これについて、ビックマン博士は、
警察に類似したガードマンの服装に、
大きな権威を感じた為と分析しています。

服装は「見た目(=非言語系)」判断でも大きな割合を占めます。
と同時に、気をつければ気をつけただけ、成果が出やすいというのも事実です。

面接でもセールスでも、トークを磨くことは大切ですが
即効性のある改善・向上が見込めるのは、間違いなく「見た目」です。

みなさんも、「人は見た目で判断される」ということを肝に銘じて行動しましょう。



<関連ブログ>

・シューカツ(就活)について考える <その11>(2010年03月09日)

・シューカツ(就活)について考える <その17>(2010年04月30日)






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Posted by 白井 旬 at 2010年05月17日 19:15Comments(0)シューカツ(就活)について考える
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